【初心者フリーランス向け】請求書の書き方を作成例ありでご紹介!
フリーランスで活動すると避けては通れない請求書の発行。
請求書なんて発行したことないな・・・。
簡単に作れる方法ってないのかな?
ネットで買い物をしたときや会社の事務作業など、普段目にすることも多いですが、いざ自分で作るとなるとどう書いたらいいのか不安になりますよね。
結論から言うと、会計ソフトの請求書作成機能を利用すると初心者さんでも「簡単に」「ミスなく」請求書が発行できます。
なかでも『freee会計』は、フォーマットに沿って入力するだけで簡単に請求書が発行&保管できるので大変オススメです。
そこで今回は、freeeで作った請求書をもとに「請求書の書き方」をご紹介します。
- 請求書に必要な記載事項がわかる
- 作成例があるのでリアルな請求書がイメージできる
- 請求書の簡単な作成方法がわかる
請求書発行経験0の私でもできたから安心してね~!
請求書ってなに?
請求書とは、クライアントに対して支払いを促すための書類のこと。
入金をしっかりとしてもらえるよう、クライアントに配慮した請求書の作成が不可欠です。
そんな請求書ですが、必要な項目さえ記載されていれば特に決められたフォーマットはありません。
- Excelでオリジナルの請求書を作っても良し
- ネット上にあるテンプレートを使用するでも良し
- Canvaでおしゃれな請求書を作っても良し
と、意外と自由なんです。
請求書に必要な記載事項ってなに?
では請求書の必要な記載事項を作成例を交えてご紹介します。
①書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
請求書を送る先のクライアント名や個人の名前などの宛名を書きます。
法人名の場合は「御中」、担当者名や個人名の場合は「様」を名前の最後につけます。
わかるようならクライアントの住所も記載しますが、無くても問題はなし!
②書類作成者の氏名または名称
自分の名前や屋号を記載します。
インボイス登録を行っている人は、インボイス登録番号も記載します。
請求書には自分の住所や連絡先の記載は必須?
住所や連絡先の記載は記載がなくても法的には問題はありません。
自宅で起業している人で「自宅の住所を書くのはなぁ~・・・」という方は、バーチャルオフィスを利用する手もあります。
お値段も月額990円(年額11,880円)とリーズナブルなものもありますよ
③請求日
請求日とは、請求が確定した日付のこと。(納品日や請求書の作成日ではない)
例えば、4/10日に納品し、クライアントが月末締め翌月末払いだった場合、請求日は「2024年4月30日」となります。
特に相手の締日がない場合は、納品後にクライアントが「これでお仕事完了です!」と言った日付を書けばOK。(「修正等がなく完了した」=「請求が確定した」という意味)
修正が発生するかもしれない内は請求書は発行しません
④請求書番号
請求書番号とは、請求書の管理をするための番号のこと。
こちらは、先方のためというより「発行する側が管理しやすくするため」の意味が強いです。
無くても請求書としては問題はありません
⑤件名
こちらも無くても請求書としては成立しますが、「何の請求書なのか」記載があるとわかりやすいのでできれば記載しておくと良いです。
宅録ナレーションなら「どこの(何の)ナレーションだったのか」を書いておくとわかりやすいです。
「株式会社▲▲▲様ナレーション」などと書くと◎
⑥取引金額(税込)
請求書のサービスや商品の金額、消費税などすべてを合計した金額を記載します。
源泉徴収がある場合は、
「サービスや商品の金額」+「消費税」-「源泉税」
の金額を記載しましょう。
取引金額は、自分に実際に振り込まれる金額を書きます
⑦取引年月日・取引内容
取引年月日は、実際にサービスや商品を納品した日を書きます。
取引内容は、
- 適用(サービスや商品の内容)
- 数量
- 単価
- 明細金額(単価×数量の税抜価格)
を書きます。
数量は単位(個や本など)も書きますが、納品物がこまごましている場合は「一式」と書いても◎
⑧小計・消費税・(源泉税)・合計・内訳
それぞれの記載内容はこちら
「小計」・・・請求内容の税抜価格
「消費税」・・請求内容の消費税額
「源泉税」・・源泉徴収される場合は記載
「合計」・・・請求内容の価格+消費税
「内訳」・・・税率ごとの価格と消費税額
源泉徴収(源泉税)ってなに?
給与や報酬の支払い時に、所得税などの税を差し引いて国へ納税する制度のことを「源泉徴収」、その徴収された税のことを「源泉税」と言います。
納税するのは支払いをするクライアント(法人のみ)で、支払いを受ける側は何もしません。
(相手が個人の場合は源泉徴収されないので、確定申告時に注意して申告します)
源泉税の計算方法は
100万円以下 : 支払金額 × 10.21%
100万円超 : (支払金額-100万円)×20.42%+102,100円
※1円未満の端数は切り捨てて計算
あらかじめ「源泉徴収はされますか?」と聞いておくと◎。
「源泉徴収します」と言われたら請求書に源泉税の記載をしましょう。
⑨入金期日・振込先
支払期日は、クライアントの支払いサイクル(締日や支払日のサイクル)があればそれに従います。
無いようなら自分が振り込んでほしい日付をクライアントに確認し、OKが出たらその日を記載します。
請求書を発行する前に支払期日の確認はクライアントとしておきましょう
続いて
- 銀行名
- 支店名
- 口座名義(仕事で名乗っている名前と違う場合は、あらかじめ先方に伝えておくと◎)
- 口座番号
の振込先情報を記載します。
余裕があれば、銀行コードや支店コードも記載しておくと振り込みやすくて親切!
⑩備考
クライアントへ伝えたいことがある場合に記載します。
書いておいた方がいいのは、振込手数料に関して。
振込手数料は基本的には支払う側が負いますが、一言添えてハッキリさせておいた方がトラブルになりません。
他には、取引に対しての感謝の言葉もあると印象が良いですよ
請求書発行の初心者には『freee』がオススメ!
記載事項は分かったけど、フォーマットって自分で作るの?
自分で作るのは自信ないなぁ・・・
そんな人にオススメなのが『freee会計』!
freeeには請求書のテンプレートが用意されていて、項目に沿って入力するだけで簡単に作成できます!
freeeのオススメの理由
私が実際に使って感じたfreeeのオススメのポイントをご紹介します。
詳しい内容は別記事にもまとめていますので、ご興味がある方はコチラもご覧ください。
①請求書の発行が簡単!
freeeには、請求書や見積書のテンプレートが豊富にあります。
自分で一から作成しなくて良いため、時間の節約や項目の記載漏れが防げます。
さらに、金額や税の計算も自動で行ってくれるため、計算ミスや入力ミスを削減できるのも嬉しいところ!
手間とミスが大幅削減できるのは嬉しい!
②書類の形式変更もワンクリック!
freeeでは、「見積書を請求書へ」「請求書を領収書へ」と簡単に変換可能です。
変換方法もボタン一つでできるため、時短とミスの削減ができます。
変換時は内容が反映されるので楽ちん!
③請求書は、メールで送付することも、PDFにすることもできる!
作成した請求書はfreeeからメールで送付することも、PDFにしてダウンロードすることも可能です。
freeeのメールで送付する場合、メールの文章もテンプレートが用意されているため(編集も可能)、文面を考える必要もありません。
ビジネスメールって文章に悩むからテンプレがあると心強い!!
もちろんPDFでダウンロードすることもできます。
「自分のアドレスから送付したい!」「チャットツールで送付したい!」という人は、PDFで請求書を発行しましょう。
④作成した請求書は自動でクラウド保存!
請求書を作成したら自動でfreeeのクラウドへ保存されます。
自分で保存するフォルダを用意したり、作成後に自分で保管フォルダへ移動する必要がないため漏れがなくなります。
ただ作成しただけで保存ができるのは楽ちん!
⑤ワンクリックで記帳もできる!
freeeは請求書の発行だけでなく、日々の記帳や確定申告も行える会計ソフトです。
請求書を発行すると「売掛金 / 売上」といった仕訳も自動で行ってくれます。
初心者さんでもミスがないようにしっかりサポートしてくれます!
⑥freeeは請求書の発行だけじゃない!
freeeは請求書の発行だけでなく以下のこともできます。
- 銀行やクレジットカードと連携し、自動で明細を取得し記帳できる
- 紙の領収書やレシートは専用アプリで写真を撮れば自動で読み込んで記帳できる
- 受領した書類もアップロードして保管ができる
- インボイス・電子帳簿保存法にも完全対応
- 確定申告が〇✖形式で簡単にできる
freee会計は、「簿記の知識がなくても複式簿記形式で帳簿づけができる」と掲げているくらい初心者に優しい会計ソフトです。
私も人生初めての記帳&確定申告はfreeeでやりましたが、思ったよりも簡単にできて助かりました!
とはいえ、簿記や事務の知識はあった方が作業がしやすいので
あたりを読むと知識がついてくるので一度目を通してみることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、初心者フリーランス向けに請求書の書き方をご紹介しました。
請求書に記載する項目
- 請求先のクライアント情報
- 請求者(自分)情報
- 請求日
- 請求書番号
- 件名
- 取引金額(税込)
- 取引年月日・取引内容・数量・単価・明細金額
- 小計・消費税・(源泉税)・合計・内訳
- 入金期日・振込先
- 備考
請求書を簡単にミスなく発行したい人には『freee会計』がオススメ!
freee会計のメリットは
「簿記の知識がなくても扱える」がコンセプトなので初心者にもオススメです。
無料で30日間使えるので、請求書を簡単に発行・管理したい人は『freee会計』を試してみてはいかがでしょうか。
お仕事は報酬をいただくまでがお仕事です。
魂を込めて納品をしたあとでお疲れだとは思いますが、漏れのない請求書を発行して報酬をいただけるようにもうひと頑張りしましょう。
今回も最後までご覧くださりありがとうございました!
宅録に関して、フリーランスに関しての情報も発信中!