【宅録マスターへの道】準備〜編集までのやり方をご紹介!
宅録を始めてみたいが何をどうしたらいいんだろう?
実際に宅録で納品している人の手順を知りたいなぁ・・・
宅録を始めるとき私も悩みました。
もっと言うなら「宅録のやり方」自体はネットでよく見かけるけど、仕事として納品する場合も同じやり方で良いのか?と疑問に思ったことも。
ということで今回は、仕事として納品できる『宅録のやり方』をわかりやすくご紹介します!
- 宅録初心者さん
- 機械に強くない方
- ナレーションを宅録してみたい方
宅録初心者さんに近い私だからこそ伝えられることもある!
※宅録機材やDAW(音声編集ソフト)は既にあると仮定してご紹介していきます。
宅録機材のオススメ記事はこちら
宅録ってなに?
まずは『宅録』に関しておさらいです。
宅録とは『自宅で録音すること』。
マイクやオーディオインターフェースなどを揃えて自分でナレーション、録音、編集をします。
こちらの記事ではもう少し詳しくご紹介してます。
①ナレーション原稿の下読み
まずはナレーション原稿を確認しましょう。
読めない漢字、意味が分からない言葉は調べます。
アクセントが分からない、不安な時はアクセント辞典という辞書を使います。
映像がある場合は読むタイミングを確認することはもちろん、テンポや雰囲気などもチェックすると⭕️
BGMもあれば聞いておくと作品の雰囲気を掴みやすくなるのでオススメです!
\ プロも愛用しているアクセント辞典 /
アクセント辞典はアプリ(有料)もあります。
持ち運びに便利なのはもちろん、アプリ版は音声読み上げ機能もあるのでよりわかりやすくてオススメ!
②セッティング
次は機材のセッティングです。
PCの起動
マイクやヘッドホンなどを繋ぎ、録音&編集を行います。
マイクやヘッドホン、オーディオインターフェースをPCと繋ぐ
自分の声をマイク、オーディオインターフェースを通すことでクリアな音声が録音できます。
ヘッドホンで音声を聞きながら録音するとノイズや滑舌の甘さなどにも気づきやすくなります。
マイクの高さを調整する
自分の口がマイクの正面に来るように高さを調整しましょう。
しっかり音が拾えないと上手く録音ができないので重要です。
反響音対策をする
自分から見てマイクの奥に吸音材や毛布を設置しましょう。
机にも毛布やブランケットなど布を敷いておくとさらに⭕️
自作でも反響音を抑えられる収録ブースは作れちゃいますよ!
スマホは音が鳴らないようにする・遠ざける
スマホや音の鳴る機器は音が鳴らないように設定をしましょう。
せっかくいい感じに録音できたのに途中で通知が鳴ってやり直しに…なんてもったいないです!
おまけ:エアコンは切らなくてもいいと思う。
昨今のDAWのノイズ除去能力は高く、ワンクリックでエアコンくらいの音はキレイに消せます。
無音で録音できるのがベストですが、自分が倒れたら大変なのでエアコンはつけておきましょう!
録音されてしまったノイズはDAWに取り除いてもらっちゃいましょう!
ここで楽をするためにも、DAWは『ノイズ除去ができるもの』を使うのが良いです。
③DAWで録音する
DAWってなに?
DAWとは『音声編集ソフト』のこと。
編集だけでなく、録音もできるので宅録には必須のソフトです。
有料・無料とあり、できること・得意なことも各ソフトで変わってきます。
- Adobe Audition
- Cubase
- Studio One
- Logic Pro(Macのみ) など
私はAdobe Auditionを使っていましたが、2024年の値上げを機にStudio Oneに切り替えました!
DAWを起動
インストールしたDAWを起動しましょう。
RECボタンを押して音声を録音します。
テスト録音をする
本番の録音をする前にまずはテスト録音をしましょう。
- 録音レベル(最大値が-6〜-3あたりが⭕️)
- きちんと録音ができるか
- 自分の読み
をしっかりチェックします。
せっかく録音したのに「録音できてなかった」「音が大きすぎた・小さすぎた」だともったいないです。
本番の録音をする
確認作業が終わったら本番の録音です。
ヘッドホンで自分の声を聞きながら録音し、同時に音声チェックを行えるとGOOD!
言い間違えた場合は一拍おいて文頭に戻ってから読み直すと後で編集しやすくなります。
④DAWで整音する
整音ってなに?
整音とは『ノイズ等を除去したり間を調整したり、音声を聞き取りやすく編集すること』。
通常ナレーターはナレーションをする表現の専門家であり、整音スキルは不要です。
しかし宅録案件は基本的に『自宅録音、自分で整音』を行うため、最低限の整音スキルは必須となります。
でも本格的なスキルはなくても出来るので安心してくださいね~
RXは頻繁にセールを行っているため、HPやSNSの情報をチェックしてお買い得なタイミングでのご購入をオススメします。
ホワイトノイズを除去する
録音した音声を聞いてみると「ジー…」というノイズが聞こえるかと思います。
これをホワイトノイズと言います。
機械の駆動音などがそうですね。
どんなに静かな環境で録音しようとしても必ず入ってしまうノイズなので、DAWでしっかり除去しましょう。
リップノイズを除去する
喋っているときに「プチっ」「くちゃ」という音が入っているかと思います。
これをリップノイズと言います。
主に舌が口の中で動くときに鳴る音がそれです。
聞いていて不快な音なのでこちらも除去していきます。
間を調整する
映像があるなら映像に合わせ、タイムの指示があるならその指示通りに間を調整しましょう。
特に指示がない場合は聞き取りやすい間に調整すればOK。
⑤音声を書き出す
整音が終わったら音声を書き出します。
書き出す際は形式を選ぶのですが
- WAV(非圧縮)
- MP3(圧縮)
の2つを覚えておけばOK!
指定があれば指定された形式を選択し、指定がなければWAVで書き出しておくと無難です。
WAVとMP3のメリット、デメリットはこんな感じ↓
WAV(非圧縮) | MP3(圧縮) | |
メリット | ・圧縮しないため音質が落ちない ・MP3にしたくなったらすることもできる | ・圧縮するため音質が下がる ・転送が短時間で済むこともある |
デメリット | ・圧縮しないため容量が大きくなる ・転送に時間がかかることもある | ・圧縮するため容量が小さくなる ・WAVにしたくてもできない |
まとめ
これは実際に私が宅録でナレーションを納品するときにやっているやり方です。
私はもともと宅録をするつもりはなく、機械にも強くなかったため、はじめは苦手意識がありましたが、今では納品レベルまでスキルが身につきました。
音声編集って突き詰めたら難しいし、奥が深すぎるし、正解なんてないけど、宅録ナレーションをする際はそこまで突き詰める必要はないと思います。
聞いた話ですが、『よく分からないなら加工せず送ってほしい』と言う方もいらっしゃるようです笑
(納品先で編集する場合は特にそう)
でも知識はあるに越したことはないので、時間を見つけてスキルアップしていきましょうね!
このブログでは宅録初心者さんに向けてわかりやすく説明をしています。
ぜひ参考にして宅録スキルを身につけて自宅でも働ける力を身につけましょう!
今回も最後までご覧くださりありがとうございました!
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