【総額5,000円以下】初心者向け宅録環境づくり~手作り簡易ブース~
マイク・オーディオインターフェース・ヘッドホンを揃え、それらをPCへ接続!
「これで良い音でナレーションが録音できる!いざ、録音っっ!!」
が・・・
あれ・・・音が反響しちゃってる・・・
普通に喋ってるときには気づきにくい反響音。
マイクで録音し、ヘッドホンで聞いてみて初めて気づくことありますよね。
かといってそれを防ぐために自宅に防音室を設置するのは場所もお金もない・・・。
そこでご紹介したいのが『総額5,000円以下で出来る手作り簡易ブース!』
- 材料はダイソーとAmazonで売っている商品を組み合わせて作るだけ!
- 総額5,000円以下なのでお財布にも優しい!
- かなり軽量なので持ち運びもOK!
- お手製だけどきちんと反響音も抑えてくれる!
という優れもの!!
反響音を抑えた良質な音で、クライアントやリスナーさんにストレスのない音を届けたい方はこの投稿をぜひ参考にしてみてください!
※こちらは声優ブロガー幸田夢波さん考案のものを参考にさせていただきました。
宅録のこと、声優業界のこと、フリーランスのことをかなりわかりやすく発信されている方なので気になった方はチェックしてみてくださいね!
いつも参考にさせてもらっています!
反響音を抑える宅録環境のつくり方
1.商品を買う
まずは商品集めです。
- ダイソー 組み立てラックシリーズ ジョイント(4個入) 110×2袋=220円
- ダイソー 組み立てラックシリーズ フリーマルチパネル 110×7枚=770円
- Amazon YOPIN 吸音材 30*30*5cm 極厚ウレタンフォーム(たしか12枚入り) 3,580円(私が購入した時の値段)
- 両面テープや養生テープ、接着剤など(パネルと吸音材を接着する)
組み立てたパネルの底辺にもジョイントをつけたいのであれば+1袋購入しましょう。
私は必要最低限でいいや~と2袋にしました笑
底辺にジョイントがなくてもガタつくことなく使えてますよ!
2.フリーマルチパネルを組み立てる
パネル7枚とジョイント8個を図のように組み立てます。
3.吸音材をパネルに貼る
組み立てたパネルに、テープや接着剤を使って吸音材を貼り付けます。
両面テープでつくようなら両面テープだけでももちろんOKなのですが、プラスチック(パネル)とウレタン(吸音材)なのではがれやすいかと思います。
接着に不安があるなら↓のようにするのもアリです!
これだと貼り間違えてもはがしやすいですよ!
4.完成
完成形がこちら↓
使用時は毛布を被せて、机の上にブランケット等を敷いてマイクをセットするとなお良し!
録音時は毛布を自分の頭~背中まですっぽり被せると後ろからの反響音を抑えられてよりgood!
おまけ
このままだと中が暗くて原稿が見えづらくなります。
私は当初中にペンライト(ライブで使うキングブレード)をつるして照明替わりに使っていました。
横幅や奥行きが狭めなので照明はつるすように設置するとスペースの有効活用が出来ると思います。
今はiPadで原稿を表示しているのでライトは使ってません。
iPad便利ですよ~!
ブースの実力を聞いてみよう!
ではこのブースの実力を確認してみましょう!
ブース未使用時の音声とブース使用時の音声も載せておくのでぜひ聞き比べてみてください。
※ヘッドホン推奨
※反響音をわかりやすくするために簡単なリップノイズ除去のみしております。
ホワイトノイズ(サァーっという音)が入りまくりでお聞き苦しいですがご了承ください。
台本は青空文庫より『ねずみの嫁入り』(著:楠山正雄さん 底本:日本の神話と十大昔話)
まずはブース未使用時の音声
続いてブース使用時の音声
全然違う!ちゃんと仕事をしてくれています!
手作り簡易ブースのメリット
録音時に使っている机はリモートワークで使ったり、事務作業をしたりと録音以外でも使っているため、簡単に持ち運びができるのは嬉しいところ!
狭い部屋を有効活用するには出し入れしやすいことが必須!
手作り簡易ブースのデメリット
この簡易ブースはあくまで『反響音を抑えるもの』。
毛布を掛けることにより、多少は音漏れも防げますが、「この中で叫んでも声が漏れない!」というわけではありませんのでご注意ください。
あと毛布を被るので暑い!
夏場は体調に気を付けて行いましょう!
「暑くてエアコンは切れない!」という場合は稼働させたまま録音し、DAW頼みにしても良いかと思います。
最近のDAWは高性能!ワンクリックでノイズ除去できちゃいますよ!
暗さや狭さは気になるようならライトを導入したり、パネルを横に追加したりとご自身に合うようにカスタマイズしてみると◎
このようにデメリットももちろんありますが、この値段・手軽さでこのクオリティなら宅録初心者にとっては十分ではないでしょうか。
本当に吸音材があるのと無いのとじゃ全然違うので簡易ブース導入はオススメです!
自作するのはなぁ・・・
という方にはリフレクションフィルターというものもありますよ。
そのほかの宅録環境づくり
宅録で立ちはだかる問題は反響音以外にもあります。
環境音
対策としては・・・
- 深夜に録音する
- PCをマイクから出来るだけ離す
- OFFにできる機械はOFFにする
- DAWのノイズ除去機能に頼る
録音時間帯は、人も鳥も寝静まった夜に録音するのがオススメです。
その代わりご近所や同居人に迷惑が掛からないよう大声での録音は控えましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キレイな音を録るには機材だけでなく、反響音対策も重要!
今回ご紹介したブースなら金銭面的にも作成手順的にもお手軽なので、宅録初心者さんにもオススメです!
まずは自分ができる範囲から着手して、もっと追求したくなったらどんどん追求していきましょう。
私もいつか自宅に防音室を導入したい!
今回も最後までご覧くださりありがとうございました!
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