30歳で乳がんになったはなし

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こちらは私が30歳で乳がんを患った経験談をまとめています。

みさ

私の経験談で少しでも和らいでくれたら嬉しいな。

\ テレビに取り上げてもらいました! /

テレビ東京『生きるを伝える

↓取材のお話はこちら↓

【出演情報】テレビ東京『生きるを伝える』に取り上げていただきました! 先日、テレビ東京『生きるを伝える』に取り上げていただきましたー! まさかテレビに出る側、しかも私自身にフォーカスされるとは! ...

私の乳がんプロフィール

私の乳がんプロフィールはこちら

乳がんに気づいたきっかけや治療歴などはこちらにまとめてあります。

はじめまして!乳がんサバイバーの濱岡美紗子です。 はじめまして、濱岡美紗子です。 今回は第1回目ということで、私の乳がんサバイバーとしての自己紹介をしようと思います。 ...

乳がんの告知をされて私がはじめにやったこと

とにかく周りへ「乳がんになっちゃった~!」の報告をしました。

『乳がん』という事実が1人では抱えきれなかったので周りに言うことで助けてもらおうと思ったんです。

幸せなことに私の周りには優しい人たちばかりで
「大丈夫!絶対治るから!」
「復帰してくるのを待ってる」
「私の知り合いにも乳がんになった人いるけど、病気する前より今元気だよ~!(笑)」
など心強い言葉をかけてくれました。

告知された直後はショックが大きすぎてメンタルがやられると思います。
そんな時はまずは自分のメンタルを回復させることに専念しちゃって良いです!
周りにSOSを出して元気づけてもらいましょう!

乳がんの告知をされた私がまずやったこと 乳がんだと告知されて襲ってくる不安感は凄まじいもので、私もはじめの1週間は毎日毎日泣いていました。 でもそんな私を助けてくれたの...

乳がんの告知された直後と今の心境の変化

乳がんを告知された直後は
「あぁ、私は数年の命なんだ・・・」
と1週間くらい毎日しくしく泣いていました。

でも今は
「くたばってたまるかぁっ!!私はまだやりたいことがあるんだよぉぉぉぉ!!!!」
と思ってます(笑)

  • 心身ともに支えてくれる家族や友人の存在
  • 医療面で支えてくれるお医者さんや看護師さんたちの存在
  • 仕事をカバーしてくれる仕事仲間

いろんな人たちが今日までの私を形成してくれました。
簡単にくたばっちゃ顔向けできませんっ!!

「乳がんです」と言われた直後と今の心境の変化 2019年の終わりに告げられた乳がん。言われた直後はこう思いました。 『あぁ、あと数年の命なんだな・・・』 それから毎日泣...

手術・入院を経験して思ったこと

私にとって人生初の手術がこの乳がんの手術でした。
もうとにかく不安!!!

傷口はブラックジャックみたいになるのかな・・・
術後はやっぱり痛いのかな・・・
深夜の病院って怖いかな・・・
病院食っておいしくなさそう・・・
共同部屋の入院ってストレス溜まるかな・・・

考えれば考えるほど不安が膨らむばかりでした。

でもいざ蓋を開けてみたら・・・そんなに悪くないぞ!!(笑)

日本の医療レベルの高さを痛感しました。

【前向き闘病日記】乳がん手術・入院前の不安はほとんどが杞憂だった。日本の医療はすごい! 私にとって乳がんの手術・入院は、物心ついてからの人生初めてのものでした。 (幼少期に入院はしたらしいがまったく記憶にない) ...

抗がん剤を経験して思ったこと

やっぱり1番つらかった!!

「人生で何がつらかった?」と聞かれたら迷わずトップ3に入りますね。

とにかく副作用のオンパレードでした。
私の場合(副作用には個人差があるのであくまで私の場合!)
1つ1つの副作用は我慢できるレベルだったんです。
でもそれが一気に5つ以上押し寄せてくるのがきつかった・・・。
唯一の救いは、不調・回復・快調がハッキリわかれていることでしょうか。
調子のいいときは買い物も掃除もできちゃいます。

治療中「なんでこんなつらいことしてるんだ・・・?」と思った瞬間もありました。
つらさ故に忘れがちですが、抗がん剤って治療ですから!
毒じゃないです!薬ですから!

あれだな。
がん細胞が怪獣で、抗がん剤がウルトラマンで、他の細胞や臓器は街なんだ。
ウルトラマン(抗がん剤)は怪獣(がん細胞)を倒すために戦って、その過程で街が破壊される。
でもその破壊は怪獣(がん細胞)を倒すためには仕方ない損害で・・・。

みさ

うん!仕方ないね!ウルトラマン頑張って!!

と結論づけて乗り越えました(笑)

ホルモン療法をしていて思っていること

こっちもこっちでつらい!!(笑)
抗がん剤とは違うレベルのつらさです。

1つ1つは抗がん剤と比べたら確実に軽いです。
でもこちらは長期で続くのがつらい。
なにせ私のホルモン療法の治療推奨期間が10年なので・・・まだまだ続くんだなぁというのがつらい・・・。
(個人差はあるようですが、だんだん副作用が軽くなってくるケースもあるので望みはまだある)

抗がん剤は3週間を1クールとして治療していて、不調期・回復期・快調期と明確に分かれていたんですが、ホルモン療法の場合その分かれ目がまったくなくて「毎日なんか不調(軽い)・・・」という感じ。

私もホルモン療法を始めた当初と比べたら副作用もだいぶ治まってきたのですが、やはり『昔のように』はいきません。

だから諦めました。

もう乳がんを患う前と同じ生活には戻れない。
これからはこの状態が『私の普通』なんだと受け入れました。

ならこれからどう生きるか、どう生きたら自分が楽でいられるかを考えるようになり、
ひとまず行き着いたのが『家で働く力を身につけよう』でした。

まだ30代。
今の生活もありますし、未来もあります。
それにいずれは親の介護もくるでしょう。
あと考えたくはないけど再発・転移も可能性はあります。

今の生活でちょっとつらいのに更に負荷がかかったらどうなることやら・・・。
せめて金銭面だけでも安心できるようにしたいなと思うようになり、お金の勉強をするようになりました。

20~30代にもオススメのかわいいウィッグの紹介

私がオススメしたいウィッグ店は

この2店は

  • 今どきのヘアスタイルが豊富!
  • カラー展開が豊富で選べる!
  • ショート・ミディアム・ロングそれぞれ種類が豊富!
  • 価格も2~3万円からというお手頃価格!

インナーカラーとかゆるふわスタイルとかもあります!

私はこの2店舗を見つけてから

みさ

むしろ早く抜けてくれないかな~!早くウィッグ被りたーい!!

とウィッグを被ることを楽しみにしていました(笑)

髪の毛が映えた今も私はウィッグ生活を続けています。
ウィッグ生活もけっこう楽しいですよ~!

抗がん剤治療中に重宝した道具

抗がん剤治療中に私的にあって良かったな~と思う品々はこちら

  • 高反発マットレス
  • かわいいウィッグ
  • コロコロ粘着ローラー
  • 泡ボディソープ・泡洗顔フォーム
  • 好きなにおいの保湿クリーム
  • 足乗せまくら
  • TVer
  • 豆腐

最後の方はかなり個人的趣味になりますが(笑)

抗がん剤中はとことん自分を甘やかしましょう!
寝て食べることがあなたの仕事です(笑)

いかに快適にいられるか
いかに省エネでいられるか

これを第一に掲げていきましょう!

治療にかかった金額っていくら?

乳がんを告知された直後に最大の不安が『医療費っていくらかかるんだろう・・・?』でした。

貯金もないし、働けなくなったら払えるものも払えないし・・・
というかそもそも払える金額なのか・・・?

乳がんになるまで入院とか手術とかと無縁だったのでなおさら不安でした。

なので1つの目安として私の治療費を紹介します。
※細かい治療内容は個人差があると思います。あくまで1つの目安として捉えてください。

🌸手術・入院(12日間入院)
 窓口負担:7~8万円程度(高額療養費制度の限度額)
 10割負担:200万円程度

🌸抗がん剤治療(3週間に1度×4回)
 TC療法:14,000~16,000円程度
 ジーラスタ:33,000円程度
 副作用を抑える薬:3,000~4,000円程度

🌸ホルモン療法(3か月に1度)
 リュープリン:19,000円前後
 タモキシフェン+副作用を抑える薬:3,000~4,000円程度

意外と払えました(笑)

くどいようですが、これはあくまで私の場合です。
病状は各個人で違うため医療費も違ってくると思います。
お医者さんの判断もそれぞれ違うと思います。
私もこれが普通なのかどうかもわかりません。
「こんな人もいるんだ~」程度にとどめておいてください。

これからの働き方を考える

まだまだ治療が続くことを考えると、以前と同じような働き方には戻れないなぁと思っています。
でも働かないと生活はできない・・・。

そこで考えたのが『家でもできる仕事をしよう』でした。

家が仕事場になれば体力も温存できるし、多少の体調不良でも働きやすい!
(トイレも近くにあるので駆け込める!!(笑))

幸いなことに私は長らく声・芝居の世界にいました。
コロナ禍でオンライン化も一気に進み、宅録(自宅で音声を録音し納品するスタイル)の案件もたくさんあります。(受注できるかは別(笑))
今での経験を活かしながら家で仕事をすることも可能なわけです。

他にもブロガーやWEBライター、Canvaクリエイターなど家にいながらできる仕事はあります。

『何か1つの仕事をして稼ぐ』も良いですが、『いろいろやって総合的に生活費を稼ぐ』というのもアリだなと思っています。

入院する時に持っていくと良いもの

入院する時に持って行って良かったな~と思ったものがあったので紹介させてください。

  • 延長コード
  • 加湿できるもの(タオルでOK!)

この2つは本当に持って行ったほうがいい!

おそらくベッドの頭の方の壁にコンセントがあると思うのですが、距離的にスマホを充電しながらいじることができないんですね。
ビーンってなります(笑)

なので延長コードは必須です!

あと病室はとっても乾燥しています。
かといって加湿器持っていくのも・・・ねぇ(;´∀`)

そんな時はタオルで代用可能です!むしろオススメ!
タオルを水に濡らしてしっかり絞って、タオル掛けか机の上などに置いておくだけで少しはマシになります。

知っておくと便利な情報

私が思う『これ、先に知ってたら安心したのに~!』という情報をご紹介します。

  • 高額療養費制度 ⇒ 収入に応じてひと月の医療費の限度額が設けられている。
  • 医療費控除 ⇒ 確定申告時に所得から控除できる節税対策。
  • 傷病手当金 ⇒ 社会保険限定。給与の2/3を保障してくれる。
  • 保険会社への連絡タイミング ⇒ すぐ!

テレビとか学校とかで教えといてくれよーーーー!!!
と思いました(笑)

特に助かったのは『高額療養費制度』。
収入に応じてひと月に払う医療費の限度額ってのか決まっているって知ってました?
私ぜんっぜん知りませんでした・・・(;´∀`)

でも保険組合のホームページを見てみるとちゃんと書いてあるんです・・・。

情報って知ってて初めて助けになるので覚えておきましょうね。

最後に一言

たくさんたくさん書いてきましたが最後に言いたいことはひとつ・・・

なんとかなるよっ!!!

周りは自分が思っているよりも優しいです。

困ったときは遠慮せずにヘルプを出しましょう!

1人で立ち向かうのは難しくても大勢で闘えば心強いですよ!

みさ

私も頑張って治療を続けます!!