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医療費が高くなりそうで不安・・・。そんな時は限度額適用認定証を申請しよう!

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乳がんに関わらず、病気になって不安になるのがお金の問題ではないでしょうか?

私も乳がんを告知されたとき

「もう残された時間は短いのか・・・?」

と将来のことを心配したのと同時に

「っていうか医療費払えるの・・・?」

とお金のことも不安になりました(;´∀`)

病院って料金表がないから事前にいくかかかるのかわからないし、支払った金額を公表している人も多くないのでただただ不安になりますよね。

でも安心してください!

1か月の医療費を自己負担限度額までで抑えることができる制度があるんです!

これがあれば医療費がウン百万円など高額になっても一定額以上支払うことはなくなります。

限界がわかれば少しは不安が減りますよね。

今回はそんな心強い味方『限度額適用認定証』についてご紹介します!

限度額適用認定証の前に・・・高額療養費制度ってなに?

通常は医療機関で医療を受けた場合、窓口で支払う医療費は3割負担の額ですよね。

しかし手術や入院をするといくら3割負担とはいえ、平気でウン十万円とかかります・・・。

「貯金がない人は医療も受けられないのか・・・!?_:(´ཀ`」 ∠):_」

いえいえ!

日本の保険制度侮るなかれ!

実は健康保険には『高額療養費制度』という、とても助かる制度があります。

これは、高額な医療費が発生したときにその負担を軽くするための制度です。

所得に応じた医療費の自己負担限度額というものがあり、

いくら医療費がかかっても(保険適用分のみ。入院中の食事代等一部適用外もあり)その限度額を超えた分は後で自身の加入している健康保険組合に申請すると払い戻されるんです。

高額療養費制度

高額な医療費が発生したときにその負担を軽くするための制度。

後日申請すると自己負担限度額を超えた分が払い戻される。

しかし高額療養費制度は窓口ではいったん3割負担の金額を支払うことになります。

私の場合(手術時)を例にあげてすごーーーくざっくりですが説明してみますと・・・

【補足】

  • 治療は保険適用のみ
  • 入院日数12日
  • 差額ベッド代無し
  • 入院中の食事代含む

【自己負担限度額】(社会保険)

標準報酬月額自己負担限度額
83万円以上252,600円+(総医療費-842,000円)×1%
53万〜79万円167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
28万〜50万円80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
26万円以下57,600円
低所得者35,400円

【かかった医療費】

10割負担額 ⇒ 約200万円 

3割負担額 ⇒ 約60万円

私の自己負担限度額は、57,600円だったので、

この場合、窓口では約60万円を支払い、後日健康保険組合に申請をすると

約60万円の内高額療養費制度適用分 - 57,600円

が約3か月後に払い戻されます。

  • 差額ベッド代
  • 入院中の食事代
  • 保険適用外分

を除いた額から自己負担限度額を引いた差額が払い戻される金額となります。

私の場合、この高額療養費制度のおかげで実質負担は約8万円となりました!

限度額適用認定証ってなに?

し・か・し!!!!!

・・・約60万円を一気に払うのは痛いですよね(;´∀`)

そこで『限度額適用認定証』の出番です!

限度額適用認定証とは、事前に申請することにより、窓口で支払う医療費(1ヶ月単位)を自己負担限度額までに抑えられるものです。

※繰り返しになりますが保険適用外費、入院中の食事代、差額ベッド代等一部適用外あり。

こちらは『事前に申請』する必要があります。

ご自身の加入している健康保険組合のホームページから申請用紙を印刷して送付すると、約1〜2週間程度で『限度額適用認定証』という紙が届きます。

これを窓口に提出することにより1ヶ月の医療費を自己負担限度額までに抑えてくれます。

限度額適用認定証

窓口で支払う医療費を自己負担限度額までに抑える。

事前に申請する必要がある。

上記の私の場合、自己負担限度額は57,600円。

これに入院中の食事代など一部高額療養費制度の適用外分が+αで上乗せされた額を窓口で支払うことになります。

先ほども書いた通り、私の場合窓口で実際に払ったのは約8万円でした。

なんと窓口で支払うはずの約60万円が約1/10に!!ヾ(´∇`。*)ノ

限度額適用認定証を使用すると、窓口負担を予め自己負担限度額に抑えることができ、使用しないと約3ヶ月に払い戻されることになります。

実質負担額は同じですが、一気に支払う額は抑えられるなら抑えたいところですよね!

そのため「医療費が高額になりそう・・・!」と思ったら迷わず限度額適用認定証を申請することをおすすめします。

結果その月の医療費が自己負担限度額を超えなくても何も問題はありません。

申請用紙に『医療費が高額になりそうな期間』の記入場所がありますが看護師さん曰く

看護師さん

今日から12月31日って書いておけば大丈夫!

とのこと。

申請した限度額適用認定証の使用期限は各健康保険組合によって差があって、

1回の申請で1年間発行してくれる場合もあれば、

1回の申請で1か月分しか発行してくれない場合もあります。

使用期限が来てしまって、その後も使いたい場合は再度申請しなおせばOK!

ちなみに高額療養費制度は4回目以降は自己負担額がさらに減額されるんだとか。

わからないことがあれば健康保険組合に電話してみましょう。

他にもある高額療養費制度!

限度額適用認定証以外にも

  • 合算高額療養費
  • 合算高額療養費付加金

などもあったりします。

いろいろ助けてくれる制度があるんですが・・・私は未だすべてを理解できてません。

なので今回は名前の紹介だけ(;´∀`)

実際私も合算高額療養費や合算高額療養費付加金と書かれたはがきを受け取ってはいたんですがよくわからず笑

とりあえずお金が払い戻されてるっぽいからOK!

と考えるのを放棄しました笑

(いろいろ考えることが多くて嫌になりました(;´∀`) 

なんかいろいろ助けてくれる制度が健康保険にはあるんです!笑

ありがたい!!

合算高額療養費付加金の計算は健康保険組合によって変わるようなのでご自身の加入している組合のホームページなどで確認してみましょう。

まとめ:3割負担だけじゃない!とても頼もしい健康保険!!

当たり前のように入っていた健康保険。

大きな病気やケガなどをしなければ医療機関の窓口負担が3割くらいしか恩恵がないと思ってましたが、こんなにも頼もしい存在だったとは!

乳がんだと判明し、欠勤やシフトの変更が多くなるだろうと思い会社の人に話していたら総務経験者の方から

「こういう制度あるから!」

と制度の説明文や申請方法を印刷してくれて、さらにどういう風に書いたらいいかなども細かく付箋に書いてくれた書類をもらいました。

(この時に教えてもらったのは限度額適用認定証と傷病手当給付金について。傷病手当の申請用紙の方が複数枚構成だったので説明があって助かった!)

この時初めてそういう制度があること、自分が利用できることを知りました。

お金に余裕があるわけでもない身からすると、この情報はとてもありがたかったです。

知らなかったらゾッとします・・・(((・×・;)))ブルブル

(その後病院でも限度額適用認定証や傷病手当のことは耳にしたので結果的には知ることにはなっていたと思いますが、本当にありがたかった)

そしてこれを機に組合のホームページを見てみるといろいろとお得な情報もあったり。

無知って損ですね・・・(lll-ω-)

誰かわかりやすく教えてくれ・・・笑

とても心強い制度『高額療養費制度』。

そして『限度額適用認定証』。

使える制度は使って病気に立ち向かっていきましょう!(9`・ω・)9+゚*。:゚+

病気で不安になっている方が少しでも楽になれますように。

今回も最後までご覧くださりありがとうございました!╰(*´︶`*)╯Thank you.♥