日本ナレーション演技研究所(日ナレ)は社会人でも通える?料金・コース・特徴を解説
ナレーターや声優を目指してみたいけれど、

仕事をしながら養成所に通えるのかな?

未経験からでも大丈夫?

できるだけ時間や費用の負担は抑えて通いたいな…
そんなふうに迷っている方もいるのではないでしょうか。
声の仕事を目指す方法はいくつかありますが、プロの指導を受けながら学べる「養成所」も選択肢のひとつです。
その中でも、『日本ナレーション演技研究所(日ナレ)』には、週1回・1回2時間で受講できるクラスがあり、仕事や学校と両立しながら学びたい人にも検討しやすい仕組みがあります。

日ナレは未経験から学べるクラスがあり、ナレーションを学べる『ナレーターセミナー』もあります。
ただ、年齢やコースなど、申し込む前に確認しておきたいこともあります
この記事では、日ナレの特徴やコース、料金、年齢条件、社会人でも通いやすい理由を、養成所に通った経験のある私の視点も交えながらご紹介します。
「日ナレは自分に合っているのかな?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
日ナレが社会人・初心者でも通いやすい理由
日ナレには、仕事や学校を続けながら学びやすい仕組みがあります。
ここでは、私自身の養成所経験も踏まえて3つの特徴を見ていきます。

週1回~・曜日・時間帯固定で予定を立てやすい
日ナレには週1回クラスと週2回クラスがあり、1回のレッスンは2時間です。
週1回から通えるため、仕事や学校と両立しながら学びたい方にも検討しやすいのが特徴です。
また、レッスンは希望する曜日・時間帯を伝えたうえでクラスが決まり、決定後は年度を通して同じ曜日・時間帯で受講する形です。
夜間や土曜・日曜のクラスも用意されていて、平日に学校や仕事がある方でも通いやすいようになっています。
毎週同じ曜日・時間帯に通えるのは、仕事やプライベートとのスケジュールを組むうえでも助かります。

私が以前通っていた別の養成所では、レッスン日時が変わることもあって、1週間後の予定すら組みにくいことがありました。
曜日と時間が固定されているのは、社会人にとってかなり予定を立てやすいと思います
未経験から段階的に学べる

興味はあるけれど、演技経験がまったくないからついていけるか不安…
そんな方もいると思います。
日ナレでは、演技経験のない人も想定したクラスが用意されており、
- プレ基礎科:基礎科に入る前の課題改善クラス
- 基礎科:初級クラス
- 本科:中級クラス
- 研修科:上級クラス
と、段階的に学べる仕組みになっています。
入所審査の結果などをもとに受講する学科が決まるため、自分の経験や実力に合わせて学びやすいのが特徴です。
全国に校舎があり通いやすい
日ナレは首都圏だけでなく、仙台・名古屋・京都・大阪にも校舎があります。
現在のレッスン会場は、全国10校です。
- 東京:代々木校・駒込校
- 埼玉:大宮校
- 千葉:千葉校・柏校
- 神奈川:横浜校
- 宮城:仙台校
- 愛知:名古屋校
- 京都:京都校
- 大阪:難波校
首都圏以外にも校舎があるため、自宅や職場から通いやすい場所を選びやすいのも特徴です。
ただし、すべての校舎で同じコースを受講できるわけではありません。
希望するコースが通いたい校舎で開講されているかは、日ナレ公式サイトで確認しておきましょう。
日ナレのコース・料金・年齢条件
日ナレには、週1回クラス・週2回クラス・ナレーターセミナーなど、目的や生活スタイルに合わせて選べるコースがあります。
ここでは、主なコースの違い・料金・年齢条件を初心者の方にもわかりやすく見ていきましょう。
コースとレッスン内容
日ナレの主なコースは、次のとおりです。

このうち、週1回クラス・週2回クラスでは、実力に応じて
- 基礎科(初級)
- 本科(中級)
- 研修科(上級)
とステップアップしていきます。
基礎科では発声・滑舌・腹式呼吸・朗読・セリフ・基礎演技など、声の仕事に必要な土台から学びます。
本科では表現力や創造力を高めるレッスン、
研修科ではアフレコ実習やラジオドラマ制作など、より実践的な内容へ進んでいく流れとなっています。
また、2027年度からは、基礎科に進む前に個々の課題改善を目指す「プレ基礎科」も新設されます。
ここで少し注意したいのが、コースによって開講されている校舎が異なることです。
たとえば週1回クラスは全校で開講されていますが、週2回クラスやナレーターセミナーは代々木校・名古屋校・難波校のみです。

どのコースが合うかは、目指したい方向や通える回数によって変わります。
まずは『週1回で演技を学びたいのか』『歌も含めて学びたいのか』『ナレーションを中心に学びたいのか』で考えると選びやすいですよ
料金

全日制の専門学校などと比べると、仕事や学校を続けながら通いやすく、時間や費用の負担を抑えながら学びやすい料金設定といえます。

私が以前通っていた養成所では、週1回でも年間40万円以上かかっていました。
レッスン内容は養成所によって違いますが、日ナレは比較的検討しやすい料金だと感じます
年齢・入所条件
日ナレには年齢条件があり、35歳までが対象です。
募集時期によって条件が少し異なり、
- 4月生:中学3年生以上~35歳まで
- 7月生・10月生:中学卒業以上~35歳まで
となっています。
また、演技経験がなくても応募可能です。
入所前には、筆記と面接による審査があります。
本科など経験者向けの学科を希望する場合も、実際にその学科からスタートできるかは入所審査の結果をもとに判断されます。

『20代後半だから…』『30代だからもう遅いかな…』と思う方もいるかもしれませんが、35歳までなら入所条件の範囲内です。
年齢だけで諦めず、自分の生活や通い方も含めて検討してみるといいと思います
コース・料金・年齢条件は募集時期によって変更される場合があります。
申し込み前には、日ナレ公式サイトで最新情報を確認しましょう。
ナレーション志望なら「ナレーターセミナー」もある
日ナレというと声優養成所のイメージが強いですが、ナレーションを専門的に学べる「ナレーターセミナー」もあります。
ナレーターセミナーでは、ナレーションや朗読を中心に、ボイスサンプルの収録を含めたレッスンを年間を通して行います。
番組やCMナレーションなど、さまざまな表現に触れながら学べるため、ナレーションを中心に学びたい方にも検討しやすいコースです。

演技を中心に学べる養成所は多いものの、ナレーションを専門的に学べるコースは、そこまで多くない印象です。
ナレーション志望の方にとっては、通いやすく学びやすい環境のひとつだと思います
ただし、ナレーターセミナーは、演技未経験の方が入所直後から自由に受講できるコースではありません。
未経験の場合は、まず基礎科で1年間学び、進級審査を経てナレーターセミナーへ編入する流れになります。
一方で、ほかの養成所や劇団、専門学校などで演技経験がある場合は、ナレーターセミナーからの入所を希望することもできます。
また、ナレーターセミナーはすべての校舎で開講されているわけではありません。
対象条件や開講校は変更される可能性もあるため、申し込み前には日ナレ公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
関連プロダクションへの所属を目指せる
日ナレには、レッスンを受けながらグループプロダクションへの所属を目指せるオーディション制度があります。

日ナレのグループプロダクションは、
- アーツビジョン
- アイムエンタープライズ
- クレイジーボックス
- ヴィムス
- アライズプロジェクト
- 澪クリエーション
の6社です。
養成所によって所属までの仕組みは異なりますが、日ナレでは複数のグループプロダクションと連携して、所属・デビューを目指せる環境が用意されているのが特徴です。
関連プロダクション所属声優には日ナレで学んだ方も多く、代表的な出身者には、
- 下野紘さん
- 梶裕貴さん
- 早見沙織さん
- 松岡禎丞さん
- 内田真礼さん
などがいます。
ただし、日ナレで学べば必ずプロダクションに所属できるわけではありません。
オーディションでは実力や適性なども見られるため、所属やデビューまで進めるかどうかは人それぞれです。
有名声優の出身実績は日ナレの大きな特徴のひとつですが、「通えばプロになれる場所」ではなく、学びながらプロを目指せる環境のひとつとして考えておくとよいと思います。
私の周りの日ナレ卒業生を見て感じること
ここで、少しだけ私の周りの日ナレ卒業生についてお話しします。
私の周りには、日ナレで学んだあとプロダクション所属には至らなかったものの、現在もフリーで声の活動を続けている方が複数います。
みなさんに共通して感じるのが、演技力が高く、自分から仕事につなげていく行動力もあるということです。
中には、フリーで活動しながら、海外の世界的な大手企業のナレーションや、有名美術館のナレーションを担当した方もいます。
その方は、日ナレでレッスンを受けていたころ、

お前はナレーションが向いてそうだな
と言われたことが、ナレーションの道へ進むきっかけになったそうです。
もちろん、友人たち自身の努力や行動力が大きいのは間違いありません。
それでも、私の周りの日ナレ卒業生を何人か見ていると、日ナレのレッスンは、演技や表現の力をしっかり育てていく内容なんだろうなという印象を受けます。
日ナレで学んだ演技や表現の積み重ねは、その後の声の活動を支える大きな糧になるのだと思います。
日ナレのメリット・注意点|どんな人に向いている?
ここまで、日ナレの通いやすさやコース、料金、所属オーディションなどを見てきました。
では実際に、どんな人に向いている養成所なのか整理してみます。
- 仕事や学校を続けながら声の勉強をしたい人
- 声優・ナレーターを本格的に目指したい人
- 未経験から基礎を学びたい人
- 関連プロダクションへの所属も視野に入れている人
- 通える範囲に日ナレの校舎がある人

いきなり今の仕事や学校を辞めて声の仕事一本にするのではなく、今の生活を続けながら一歩ずつ挑戦したい方には、検討しやすい養成所だと思います
一方で、日ナレがすべての人に合うわけではありません。
申し込む前に、次の点を確認しておきましょう。
- 入所には35歳までという年齢条件がある
- 希望する曜日・時間帯・学科に必ず入れるとは限らない
- 校舎によって開講しているコースが異なる
- 通えば必ずプロダクション所属やデビューにつながるわけではない
- 趣味として気軽に習うスクールというより、プロを目指す養成所としての性格が強い
日ナレにはナレーションをしっかり学べる「ナレーターセミナー」がありますが、養成所全体としては声優を目指す人向けの色が強い印象です。
ナレーター志望の方は、「ナレーターセミナーがあるから」という理由だけでなく、日ナレ全体の学び方や雰囲気が自分に合いそうかも含めて考えてみるとよいと思います。
無料体験レッスン・レッスン見学もできる
日ナレでは、入所前に無料体験レッスンやレッスン見学ができます。
実際のレッスンに触れることで、講師の雰囲気やレッスンの進み方、通うイメージなどを確認しやすくなります。
文章や写真だけでは判断しづらいことも、実際に見たり体験したりすることで、「ここなら続けられそうか」「自分が学びたい雰囲気か」を実際に確かめられると思います。

「いきなり入所を決めるのは不安…」という方は、まず資料を確認したり、無料体験レッスン・見学を利用したりして、自分に合いそうか確かめてみてくださいね
無料体験レッスンの申し込みステップ
公式サイトで無料体験レッスンの日程を確認します。
対象は、
- 年齢:中学3年生以上、35歳まで
- 参加条件:心身ともに健康な方
定員に達すると締め切られるため、早めの確認がおすすめです。
無料体験レッスンの申込フォームに必要事項を入力し、写真を添付して申し込みます。
申し込み後は受付内容の確認メールが届くため、「nichinare.co.jp」からのメールを受信できるようにしておきましょう。
会場や時間などの詳しい案内は、開催日の5日前までに郵送されます。
当日は、ストレッチ・発声・滑舌・腹式呼吸・朗読・セリフ・基礎演技など、日ナレのレッスンの一部を体験できます。
説明会も同時に行われます。
無料レッスン見学の申し込みステップ
レッスン見学の対象は、週1回クラス(基礎科)とジュニア声優クラスです。
見学は全校で実施されており、週1回クラスの場合は中学3年生以上~35歳までが対象です。
公式サイトのレッスン見学申込フォームに必要事項を入力して申し込みます。
申し込み後に受付完了メールが届くため、見当たらない場合は迷惑メールフォルダも確認しておきましょう。
当日は実際のスタジオで、日ナレのレッスンの様子を見学できます。
講師や受講生の雰囲気、レッスンの進み方などを見ながら、自分が通うイメージをつかんでみましょう。
私が日ナレの体験レッスンを受けたときの話
実は私も、はるか昔の高校生のころに、日ナレの体験レッスンを受けたことがあります。
かなり前のことなので、今とは内容が変わっている可能性がありますが、私が参加したときは、たしか「想像力を養うレッスン」のような内容でした。

あなたは今、森の中を歩いています。
水が流れていて、触ってみると冷たいです
といったお題を聞きながら、その場面を想像して実際に体を動かしてみる、というレッスンだった記憶があります。

かなり昔の記憶なので、細かいところはちょっと怪しいのですが(笑)
『演技って、まずは想像するところから始まるんだな』と感じたのを覚えています
いきなり難しい演技をするのではなく、想像したことを体や表情で表していく内容だったので、当時の私でも取り組みやすかったです。
実際にその場に行ってみることで、日ナレの雰囲気やレッスンの進み方をイメージしやすくなると思います。

無料体験レッスンやレッスン見学は、どちらも1人1回までです。
せっかく参加するなら、雰囲気や講師との相性、通いやすさなども含めて、気になるところをしっかり見てきてくださいね!
まとめ|日ナレは働きながら声の仕事を目指したい人の選択肢のひとつ
今回は、日本ナレーション演技研究所(日ナレ)の特徴やコース、料金、入所条件などをご紹介しました。
日ナレには週1回から通えるクラスがあり、曜日・時間も基本的に固定されているため、仕事や学校と両立しながら学びやすい養成所です。
未経験から段階的に学べる仕組みのほか、ナレーションを専門的に学べる「ナレーターセミナー」や、関連プロダクションへの所属を目指せるオーディション制度も用意されています。
一方で、35歳までという年齢条件があったり、校舎によって開講しているコースが異なったりと、申し込む前に確認しておきたい点もあります。
「日ナレが有名だから」「多くの声優を輩出しているから」という理由だけで決めるのではなく、自分が何を学びたいのか、今の生活と両立できそうかを考えながら選ぶことが大切です。

声の仕事に興味はあっても、いきなり生活を大きく変えるのは勇気がいりますよね。
まずは今の生活を続けながら、自分に合うか確かめてみるところからでもいいと思います
日ナレが気になっている方は、現在の募集状況や料金、無料体験レッスン・レッスン見学の日程などを公式サイトで確認してみてください。

