乳がんになって考えた、私に合う働き方【ブログという選択肢】
病気や体調不良をきっかけに、「これからどう働けばいいんだろう…」と不安になったことはありませんか?
私は乳がんになってから、以前と同じように働くことが難しくなりました。
疲れやすい。無理がきかない。体調の波もある。
頑張りたい気持ちはあるのに、体がついてこない…。
そんなもどかしさに、何度も苦しみました。
そんな中で私が出会ったのが、ブログという働き方でした。
ブログは、時間や場所に縛られにくく、体調に合わせて進めやすい働き方のひとつです。
しかも、自分の経験や知識が誰かの役に立ち、積み重ねた記事が資産にもなっていきます。
この記事では、乳がんを経験した私が、なぜブログという働き方を選んだのか、そして実際に感じている魅力について、体験を交えながらお話しします。

もし今、
「前と同じように働ける自信がない…」
「家でできる仕事ってないのかな…?」
そんな不安を抱えているなら、この記事がひとつの選択肢を知るきっかけになれば嬉しいです。
乳がんになって考えた、私に合う働き方とは?

乳がんになる前の私は、会社で事務の仕事をしながら、ナレータースクールに通っていました。
小学生の頃に声優に憧れ、専門学校や養成所、ボイストレーニングなどを受けて声優・ナレーター・役者としても活動していました。
当時は、今のように「働き方」について深く考えることは、あまりありませんでした。
会社へ行って働く。
体調が悪くても、ある程度は無理をして頑張る。
それが当たり前だと思っていました。
でも、乳がんになってから、その“当たり前”が少しずつ変わっていきました。
治療後、以前と同じように働こうとしても、体がまったくついてこなかったんです。
同じ日数、同じ時間働いただけなのに、帰宅するとぐったり…。
休日も、ベッドから起き上がれずに終わってしまうことが増えました。
体調を崩すことも増えて、「自分は人に迷惑をかけてばかりだ…」と自己嫌悪することが増えていきました。
そして、ある時ふと思ったんです。

もしかして、もう以前と同じような働き方は難しいのかもしれない…?
正直、かなりショックでした。
収入が減ることも、もちろん不安。
でも、それ以上にこたえたのは、今まで当たり前にできていたことが、当たり前ではなくなったことでした。
しかも、これは一時的なものなのか、この先体力が戻ってくるのか、それとも今よりさらに働けなくなるのか、誰にもわかりません。
治療費はかかる。
でも、働ける時間は減っていく。
今は家族がいるから何とかなるとしても、この先ずっと同じとは限りません。
親も歳を重ねていきますし、いつかは自分ひとりで生きていくことも考えなければいけない。
さらに、再発や転移、あるいは別の病気になる可能性だってゼロではありません。
そう考えた時、私は強く思いました。

このままの働き方だけに頼っていて、本当に大丈夫だろうか…?
- もしまた体調を崩した時でも、少しでも安心して暮らせるようにしたい!
- 将来、医療が必要になった時にも、お金の不安を少しでも減らしたい!
そんな思いから、私は「自分に合う働き方」を本気で考え直すようになりました。
そんな私がブログに出会って感じたこと

そんなふうに、自分に合う働き方を模索していた頃、私が出会ったのが「ブログ」でした。
…といっても、最初から「ブログで稼ぎたい!」と思っていたわけではありません。
もともとブログを始めようと思ったきっかけは、ナレーターとしての営業ツールが欲しかったからです。
実は私、営業がとっっっても苦手です(笑)
ナレーターの営業では、制作会社へ突然メールでボイスサンプルを送ったり、直接挨拶に行ったりして、自分を売り込むことも珍しくありません。
でも、私はそういう営業がどうしてもできませんでした。
「私はこんなことができます!」
「こんな強みがあります!」
「ぜひ私を使ってください!」
そんなふうに自分をアピールするのが、とにかく苦手だったんです。
でも、仕事は欲しい(笑)
だけど、営業はしたくない。
そんな都合のいい方法はないか…と探していた時、声優ブロガー:幸田夢波さんのブログにたどり着きました。
そこで知ったのが、「営業はブログで補うといい」という考え方でした。
ブログがあれば、自分の問い合わせ先になりますし、実績やボイスサンプルをまとめた、自分専用のWikipediaのような役割も持たせられます。
しかも、自分から相手に売り込みに行かなくても、必要な人が検索して、好きなタイミングで見に来てくれる。
相手の時間を突然奪うこともありません。
この仕組みが、私にはとても理想的に思えました。
そして、ブログについて調べる中で、さらに驚いたことがありました。
「ブログって、収益化もできるんだ…!」

昔、日記のようなブログを書いていたことはありましたが、ブログで収入を得られるなんて知りませんでした…。
声の仕事は好きですが、体調、特に喉のコンディションに大きく左右されます。
私は一度風邪をひくと、喉や声が完全に戻るまで2週間ほどかかることもあり、体調管理は常にプレッシャーを感じていました。
その点、ブログは比較的体調に左右されにくい働き方です。
もちろん、まったく無理はできません。
でも、喉のコンディションに仕事が左右されることはありませんし、自分のペースでコツコツ積み上げることができます。
そして何より、私が強く惹かれたのは、「待ちの働き方」だったことです。
自分をゴリゴリ売り込むのではなく、自分の経験や知識、おすすめしたいものを記事にまとめる。
それを必要な人が検索して、自分のタイミングで読んで、納得した上で行動する。
そこに無理や強制はありません。
表現することは好き。
でも、自分を前に押し出すのは苦手…。
そんな私にとって、ブログという働き方は、驚くほどしっくりきました。

静かに、コツコツ、もくもくと積み上げていく。
「これ、私にすごく合っているかもしれない」そう思えた瞬間でした。
私がブログを選んだ4つの理由
ブログについて知れば知るほど、「これ、私にかなり合っているかもしれない!」と感じるようになりました。
もちろん、ブログにも簡単ではない部分はあります。
ここでは、私がブログを選んだ理由をお話ししたいと思います。
①時間や場所に縛られにくい
私がブログに大きな魅力を感じた理由のひとつが、時間や場所に縛られにくいことでした。
パソコンやスマホ、そしてネット環境さえあれば、自宅でも外出先でも作業ができます。
大きな音を出すわけではないので、早朝でも深夜でも、周囲を気にすることなく作業ができるのも魅力のひとつです。
特に私にとって大きかったのは、「通勤しなくていい」ということでした。
乳がんになってから、以前よりも疲れやすくなった私にとって、通勤だけでもかなり体力を使います。
外へ出る準備をして、移動して、仕事をして、また帰ってくる。
以前は当たり前にこなしていたことでも、治療後の体には思っていた以上に負担が大きくなっていました。

出勤前の準備で吐き気を催して遅刻した、なんてこともありました…。
その点、自宅でできる仕事なら、通勤で体力を消耗せずに済みます。
そのぶん、本当に必要な作業に体力を使えるんです。
一方で、宅録ナレーションは同じ在宅ワークでも、静かな環境が必要だったり、録音する時間帯を選ばなければならなかったりと、意外と環境に左右されます。
ノイズが入らない時間を選ぶ必要があるので、いつでも自由に作業できるわけではありません。
でも、ブログは基本的に文章を書く仕事です。
もちろん集中できる環境はあるに越したことはありませんが、宅録ほどシビアではありません。
「今ちょっと元気かも」
「今日は少し作業できそう」
そんなタイミングを逃さず、自分のペースで進められる。
この自由さは、体調に波がある私にとって、とても大きな安心材料でした。
②体調に合わせて働きやすい
私がブログを選んだ大きな理由のひとつが、体調に合わせて働きやすいことでした。
ブログは、基本的にタイピングができれば作業を進めることができます。
もちろん、考えたり調べたりする集中力は必要ですが、少なくとも「声が出ないと仕事にならない」「外へ行かないと働けない」という働き方ではありません。
宅録ナレーションの場合、喉のコンディションが仕事のクオリティに大きく影響します。
喉が枯れていたり、疲れが声に出てしまったりすると、満足のいくナレーションを録るのが難しくなります。
また、会社へ出社する働き方も、喉の痛みや咳、鼻水などの風邪症状があったり、体のだるさが強かったりすると、欠勤せざるを得ないことがあります。
その点、ブログは自宅でできる仕事です。
しかも、タイピングさえできれば、多少の体調不良でも少しずつ作業を進められます。
「今日は絶好調ではないけど、少しならできそう」
そんな日でも、自分のペースで進められるのは大きな魅力でした。
もちろん、体調が悪い日は無理せず休むのが一番です。
でも、「今日は100か0か」ではなく、その日の体調に合わせて作業量を調整できるのは、とてもありがたいことでした。
さらに、ブログ作業は基本的に座ってできます。
体力が落ちている時でも、比較的無理なく取り組みやすいんです。
そして、自宅でできるからこそ、出勤で体力を消耗することもありません。
体力を温存できると、それだけ体調を崩しにくくなる。
結果的に、心にも体にも余裕が生まれやすくなりました。
この「無理しなくても続けやすい」という感覚は、病気を経験した私にとって、とても大きな安心につながりました。
③自分の経験が誰かの役に立つ
ブログに魅力を感じた理由のひとつが、自分の経験や知識が、誰かの役に立つかもしれないと思えたことでした。
私は今でも「乳がんになってよかった」なんて微塵も思えません。
できることなら、ならずに済む人生のほうがよかったです。
でも、なってしまったものはもう変えられません。
だったら、この経験をただ「つらかった」で終わらせるのではなく、少しでも誰かの役に立てられたらと思うようになりました。
乳がんと診断された直後の私は不安でいっぱいで、1週間毎日泣いていました。
特に抗がん剤治療をすると決めた時は、これから起こる副作用が怖くて仕方がありませんでした。
脱毛、吐き気、強いだるさ…。
頭の中は、悪い想像ばかりでいっぱいでした。
そんな時、SNSで先輩乳がんサバイバーさんの投稿を見かけました。
その方は、抗がん剤治療で一番つらかったことについて、

担当の先生がイケメンで、むくみ顔・脱毛・すっぴん状態で会わなきゃいけなかったことかな!
と書いていたんです。
それを見て、思わず笑ってしまいました。
「いや、絶対もっと他に辛いことあるでしょ…!」って(笑)
なんだかその投稿に私はすごく救われたんです。
「そっか。抗がん剤治療で一番辛いのは”イケメンと会うこと”か。なら副作用は乗り越えられそうだな!」って(笑)
私はイケメン相手でも気にせずスッピンで対峙出来る!(笑)
そう思えたことで、少しだけ肩の力が抜けたんです。
この他にも、先を歩いている人たちの発信に何度も救われました。
だからこそ今度は、私の経験も誰かの役に立てたらと思っています。
治療への不安を抱える人に

大丈夫、いろいろあるけど、なんとかなるよ!
と伝えたい。
そしてもうひとつ、伝えたいことがあります。
それは、病気になって以前と同じように働けなくなったとしても、働く道がなくなるわけではないということ。
実際、私自身、以前と同じ働き方に戻ろうとしてかなり苦しみました。
でも今は、宅録ナレーターやブログなど、自宅でも働ける道があります。
前と同じ働き方ができなくても、新しい選択肢はある。
そんな希望も届けられたらいいなと思って、私は今日もブログを書いています。
④ 書いた記事が資産になる
私がブログに魅力を感じた大きな理由のひとつが、書いた記事が資産になることでした。
会社勤めの働き方は、基本的に「働いた時間」や「働いた日数」に対してお給料が発生しますよね。
雇用形態にもよりますが、休めばそのぶん収入が減ってしまうこともあります。
つまり、体を動かして働けない時間が増えるほど、収入も減りやすい働き方なんです。
でも、ブログは少し違います。
記事を公開し続ける限り、その記事は365日24時間、インターネット上で働き続けてくれます。
そこにアフィリエイト広告を貼っておけば、記事を読んだ人が商品やサービスに興味を持ち、購入や申し込みにつながった時に収益が発生します。
もちろん、記事のメンテナンスや情報更新は必要です。
でも、一度書いた記事が、その1回で役目を終えるわけではありません。
実際、私自身も、数か月前や1年以上前に書いた記事から収益が発生することがあります。
これって、すごいことだと思うんです。
元気な時に頑張って書いた記事が、未来の自分を助けてくれるんですから。
体調に波があって、毎日安定してたくさん働くのが難しい私にとって、これはとても相性の良い仕組みだと思ったんです。
限られた体力の中で生み出した努力が、その場限りで終わらない。
それは、私にとってとても無駄のない働き方だったんです。
しかも、自分が使ってよかったものや、本当に役立ったサービスを紹介して、それが誰かの役に立つなら、こんなに嬉しいことはありません。
無理に頑張り続けなくても、過去の積み重ねが少しずつ支えてくれる。
私にとってブログは、まさに「無駄なく積み上げられる働き方」なんです。

まとめ|働き方は、ひとつじゃない

乳がんになったことで、私はこれまで当たり前だと思っていた働き方を見直すことになりました。
以前と同じように働けなくなった時は、本当に苦しかったです。
「この先どうやって生きていけばいいんだろう…」
「収入はどうなるんだろう…」
そんな不安でいっぱいでした。
でも、働き方を探していく中で、私はブログという選択肢に出会いました。
- 時間や場所に縛られにくい
- 体調に合わせて続けやすい
- 自分の経験が誰かの役に立つ
- 積み上げた記事が未来の自分を助けてくれる
ブログには、病気や体調の変化と付き合いながら働く私にとって、大きな魅力がたくさんありました。
もちろん、ブログがすべての人に合うとは限りません。
でも、もし今、

以前と同じように働けなくて苦しい…

この先どう働けばいいかわからない…
そんな不安を抱えているなら、知っていてほしいことがあります。
働き方は、ひとつじゃありません。
前と同じ道を歩けなくなったとしても、そこで人生の選択肢がなくなるわけじゃありません。
そしてそれは、今この瞬間だけの話でもありません。
将来、再発や別の病気、親の介護、年齢による体力の変化など、人生には予想できない変化が訪れることもあります。
だからこそ私は、どんな状況になっても、できるだけ柔軟に続けられる働き方を少しずつ育てていきたいとも思っています。
ブログも、その選択肢のひとつ。
このブログが、あなたにとって新しい働き方を知るきっかけになれたなら、とても嬉しいです。
今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。

